更年期障害は女性だけのものではありません。
更年期障害と言うと女性だけのもの、というイメージがまだまだ消えません。
実は男性にも更年期障害があるというのはご存じでしょうか?
40歳頃から始まると言われていますが、60歳頃から増えてくる印象があります。
循環器外来をしていて更年期障害を疑うような症状がある方は実は多いです。
①体のほてり
②動悸
③夜の寝汗
④疲れやすい
といった症状をお持ちの方が多く来院します。
循環器外来では一通り心臓の検査をして、異常がなければそこで終わってしまいますが、もう少し追究してあげてもいいのではないかと思ってしまいます。
必要な検査は採血で男性ホルモンの値を調べるだけです。
世間的にはメンズヘルス外来というのが浸透してきていますが、やはり自分も含め男性はプライドが邪魔をしてそういった所へ行くにはそれなすりの勇気と覚悟がいります。
内科でサクッと調べてくれればストレスは少ないと思います。
まずは調べてみるところから始めてみませんか?
違うなら違うで、安心できると思います。
<内科で提供できる治療>
①漢方薬
②生活習慣の改善指導
③テストステロン(男性ホルモン)の注射・・・2週間に1回筋肉注射を行います。