良い医者に掛かる方法 その1
「良い医者」と一言でも言っても、患者さんが求める「良い医者」は様々です。
自分は割と包み隠さず患者さんに説明をしていますが、それを気に入ってくれる方もいれば、ズバッと言われて気分を害して離れていく方もいます。
ちなみに病院内でよく聞くクレームでは、「主治医が話を聞いてくれない」「入院していても主治医が会いに来ない」「説明が少ない」「すぐ怒る」などなど。
という事は、これらをクリアしていれば「良い医者」という事なのでしょうか??
先に言っておきますが、「話をよく聞いてくれる」「優しい」「腕が良い」「よく会いに来てくれる」「頭が良い」「外来が混んでいない」これらの条件を全て満たす医者は存在しません。理由は簡単で、売れっ子の先生は人気があり外来が混みます。そのため一人一人ゆっくり話を聞く時間を作るのも大変ですし、病棟へ行く時間を確保するのも難しかったりします。
重要な事は、今どういう医者を求めているかをはっきりさせる必要があります。
例えば「体調不良などを調べてもらう」「高血圧の管理をしてもらう」こういった事であれば、やはり話を聞いてくれる先生が良いと思います。
しかしすでに胃癌、胃癌疑いと診断されている方であれば、腕の良い外科を探したくなります。話半分でもいいから、腕が良かったり、数をこなしている先生に診てもらうべきだと思います。その代わり手術後は、相談に乗ってくれるような先生にも診てもらうというのが上手い方法かもしれません。
<余談>
「話をよく聞いてくれる」医者を探すのは比較的簡単です。話を聞くだけなら誰でもその気になれば出来ます。
やはり本当に難しいのは、「頭がキレる」「腕が良い」医者を探す事でしょう。
この2つだけは、誰でも出来るわけがなく、限られた先生のみが得られる称号です。
しかし自分自身にそういった称号がなくても、そういった先生方と「友人」「友好」関係を築けていれば、自身の価値が上がると思っています。