糖尿病の評価もすぐに出来るようになりました。
糖尿病の程度を評価する上で必要不可欠である「HbA1c」が、6分で測定できるようになりました。
今まで糖尿病の評価をする際に、「HbA1c」の結果を診察当日に患者さんに伝える事は出来ませんでした。そのため結果をすぐ知りたい方には数日後に再び来院してもらうしかなく、場合によっては結果を電話やメール、郵送などで報告するしかありませんでした。
多忙な現代人にとって、数日後に再度病院へ行くのは大変です。
電話や郵送で結果を報告したとしても、結果が良ければ問題ないのですが、結果が悪かった時に治療方針を変更する場合、それが次回の外来になってしまう事が多いです。
そうするとどうしても治療が一歩遅れてしまいます。
また前回採血から時間が経つと、治療への熱量が下がり、「同じ薬で次回まで待って下さい」と言われてしまう事が多かったように思います。
糖尿病は急に悪くなる事もあるため、やはり診察当日に測定できる必要があると思います。
今回採用した機械は、わずかな採血量で「HbA1c」を測定する事が出来ます。
「HbA1c」の結果が良ければ薬を減量・中止する事も出来ます。
逆に「HbA1c」の結果が思った以上に悪ければ、薬を増量したり、次回の外来まで食事療法を強化してもらう事が可能です。
「HbA1c」の測定を即日行う事で、スピード感のある糖尿病治療をしたいと考えています。