コロナ関連の出来事 その1
今日は千葉県柏市の病院で当直をしています🏥
テレビではコロナウイルスの感染者数が毎日報道されていますが、その背景には診断がつかずに不当な扱いを受けている人が多数いる事を再認識させられました。
医療機関で働く20代の女性が40度近い発熱で救急搬送されてきました。近くの医療機関に問い合わせても結局コロナの疑いがあるという事でまともに診てもらえない状況だったようです。
そして職場では「インフルが陰性だからコロナだね」という扱いを受けたようです。時期が時期だけにある程度は仕方がないとは思いますが、当事者はバイ菌扱いされて、「あなたのせいで病棟が閉鎖になった」と言われていたようです。
結局レントゲンで肺炎がなく、インフルも陰性で、採血尿検査で尿路感染症(腎盂腎炎)の診断となり、そのまま入院となりました。
コロナではないと分かって安心したのか、感極まって泣き出し、職場でそういった扱いを受けて辛かったという事を話してくれました。
誰だっていつでも熱を出しますし、女の人であれば尿路感染症はよくある事ですが、今の時期だとどうしてもコロナかどうかが焦点になってしまいます。
自分もインフルエンザになって人にうつしてしまった時にバイ菌扱いされて結構辛かったですが、コロナ疑いとなったらそんなレベルでは済まないと思います。
今はまだワクチンも薬もなく、検査も限られているため我慢の時期ですが、早くインフルエンザの様に誰がなっても不思議ではなく、必要以上に恐れる事はない状態になってほしいです。