良い(目当ての)医者に掛かる方法 その2
とりあえず有名な病院に行くというのは危険があります。
有名な病院に行ったからといって、必ず良い医者に当たるとは限らないからです。
もちろん有名な病院には能力の高い医師が揃ってる事が多いとは思いますが、それらの医師たちが患者さんとちゃんと向き合うかどうかは微妙なところです。
例えば癌治療や整形外科などで有名な所は、やはり手術の件数が重要視されます。
「それってそこまでの手術が必要ですか?」と思う事はしばしばあります。
とは言え、本当に手術が必要な場合、手術件数が多い病院というのはそれだけ良い経験も悪い経験もしているので、やはり頼りになります。
本題の「良い(目当ての)医者に掛かる」ためには、「紹介状」がほぼ必須となります。紹介状なしで病院に行っても、高名な医師に診察してもらう事はなかなか難しいものがあります。彼らも忙しいので、そういうケースは下っ端の医師に回される事が多いです。
では紹介状を作ってもらう場合、どこの病院のどの先生に紹介してもらうかが問題になります。
「先生がその病気になったら、どこの病院で治療してもらいたいですか?」
本音で話してくれる先生だった場合、この質問は非常に有効だと思います。
現に「自分がその病気だったら、○○病院で治療してもらいたい」と患者さんに伝えると、その病院へ行くことに非常に前向きになってくれます。
また同じ病院で働くお勧めの医師を紹介してもらうのも非常に有効です。
そこで注意しなければならないのが、あくまでも常勤医師からの情報でないと信ぴょう性に欠けてしまうという事です。
常勤で働いていると、各方面の医師の良い情報・悪い情報がいろいろと入ってきます。
「あの先生はすぐ怒る」「女癖は悪いが、腕は確か」などなど。
またその病院の良い所・悪い所も分かるので、病気によっては外の病院を勧める事も多いです。
「うちの眼科は失敗が多いからお勧めしません」などなど。
今の時代、ネットのおかげで膨大な量の情報が手に入ります。
その中には真実もあれば、怪しげな情報も大量にあります。
そういった時代の中、本当に頼りにするべきは、現場で働く医師の生の声だと思います。有名な先生が必ず手術が上手いとは限りません。全くの無名でも非常に良い先生はたくさんいます。
そういった医師をどれだけ知っているか、関係を持っているかなどが、紹介する側の医師に求められると思います。
つたない文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。